レクの「マンネリ化」に挑む!!
こんにちは。QOL向上センター希望のつぼみ真駒内でレクリエーションを担当しています介護職員の吉岡です。
レクリエーションをやっていく上で、最近の課題はレクリエーションのマンネリ化です。
いつも同じようなレクリエーションをやっていないか、ご利用者様にもう飽き飽きしてしまったゲームを無理強いしていないか、これはおそらく、レクリエーションをを担当する、ほとんどの介護職の人が悩む問題だと思います。
そこで解決策として、YouTubeやレクリエーションの本を参考に同じようなゲームをしてみるのですが、どうしてもご利用者様の自立度が個々に違いがあるために、できることとできないことが明確に分かれてしまい、その結果安全面の点で二の足を踏んでしまうレクリエーションは少なくありません。
たとえば、自立歩行を前提としたゲームや、片麻痺のご利用者様には、大きな負担になる両手を使ったゲームなどは避けるべきものです。
ですから種類が限定的になりがちです。それでも必要な安全対策を施した上で、材料や道具、ゲームの進め方を工夫することで、できないと思っていたゲームもなんとか実施できることを知りました。
最近、こうした観点から実施したのが「モルック」です。
「モルック」はフィンランド発祥で、北海道でも函館で世界大会が計画されるほど普及が進んでいる競技ですが、それを、本来の材料は木製ですが「発泡スチロール」を使って手作りしてみました。
競技ルールとしては勝敗を分ける点数は50点ですが、30点に変更し、更により少なめの点数に変更することで材料が柔らかいため怪我のリスクの軽減や、限られた時間という制約でもご利用者様に楽しんで頂き、笑顔と笑いがこぼれるひと時になりました。
レクリエーションのマンネリ化は介護職のこうした創意工夫で克服され、その後押しをしてくれるのが、やはりご利用者様の日頃の笑顔と笑いなのだと実感しています。
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