『自立した元気な100歳になるためには、筋トレか?』

こんにちは、げんきNAVI希望のつぼみ旭川東です。

19日は敬老の日でした。今年は100歳以上の高齢者が初めて9万人を突破。前年比は4,016人増。女性が9割の8万161人だそうで圧倒的に女性が多いのです。女性の最高齢は115歳、男性は111歳。100歳以上の統計は取り始めた1963年時点では153人、98年に1万人を超え、2012年に5万人を突破しています。

さて、全国高齢者パネル調査 東大高齢化社会総合研究機構「東大が作った高齢社会の教科書」(2013年)という、60億6千人の30年間に渡る自立度の変化パターンを調査したものがあります。全く他の人のサポートがなく生活可能を3点。2点、1点になると自立度が下がり、0点で死亡、というグラフ。

男性は60歳代から自立度が急速に下がり、70歳代ではほとんどが介護状態という早期自立度低下グループが全体の19%。72歳くらいから穏やかに自立度が下がっていくグループが70%。全体の11%が90歳近くになっても自立度が3点に近い、つまり、高い自立度維持のグループがある、ということでした。

ところが、女性は早期自立度低下のグループが12%で、男性の19%よりは低いのですが、70歳代からの穏やかな自立度低下グループが88%。この2つのパターンだけで、男性のような90歳近くまで高い自立度維持のグループが無いのです。これは、女性が男性に比べて骨や筋力が弱いことが原因で、歩く能力の低下が男性よりも大きいことが影響しているそうです。

自立度を下げるのは、生活習慣病、脳梗塞などの後遺症、これは急速に自立度を下げます。もう一つは『フレイル』という全体の虚弱化。食欲低下、筋力低下、意欲の低下、外出や人との交流の低下などです。

ということは、女性は特に、足腰を鍛え、筋力低下を予防することが大事!ということでしょう。元気な100歳であるためには、やることがたくさんあるということです。筋肉を今から“貯筋(ちょきん)”しませんか。

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