『 眠れない時、どうしますか? 』
希望のつぼみ旭川東 げんきNAVIです。
現在、5人に1人が悩みを抱え、60歳以上だと約3人に1人が・・・それが 「不眠」 です。眠れないという悩み、あなたのお近くの方にもいらっしゃいますでしょうか?
夜中に何度も目が覚めてそれ以降眠れない、その為昼間にボーっとしてしまう、病院で睡眠導入剤をもらい、これがないと駄目、という話をしている方がいます。
日本では、この睡眠薬ベンゾジアゼピンという鎮静剤がほとんどですが、2016年の調べで約1億2千万件の処方があり、18億錠処方されたそうです。現在、20人に一人はこういった睡眠薬を使っているそうで、今や不眠 は日本の国民病だ、とも言われているそうです。
最近このベンゾジアゼピン、認知症の引き金になっているのでは、という疑いも持たれています。そこで、注目されているのが、認知行動療法。千葉大学附属病院認知行動療法センターでは、この 不眠 に対して、積極的に、認知行動療法を使い、オンラインカウンセリングや2019年の論文で発表した、認知行動療法アプリなどを使い、成果を上げています。認知行動療法とは、読んで字の通り、認知を変えることで、行動を変える、という療法です。私たちは、歪んだ認知をたくさん持っています。それに疑いを持ち、偏った認知や歪んだ認知を正しいものに書き換えることで不適切な行動が変化し、精神的にも肉体的にも不快な症状が少なくなっていく、ということです。つまり、薬ではなく言葉による癒しです。IT技術の進歩でオンライン化が進み、テレビ電話が簡単に使えるようになり、今後インターネット技術と認知行動療法を組み合わせることで、精神疾患治療は大きく様変わりしてゆきそうです。不眠で悩んでいる友人がいたら是非一言、こういう情報を教えてあげてみませんか?薬以外にも解決方法がある!ということ。IT技術の活用が進めば、遠隔での活用が大丈夫となれば手軽に、自宅にて不眠を解消することができる日もそう遠くはないと思います。
あなたも期待したいところではないでしょうか?