第２回　【杖の合わせ方と基本的な使い方】

皆様、こんにちは。げんきＮＡＶＩ希望のつぼみ旭川東です。

日中の気温も上がる様になり、天気が良い日には、利用者様皆様で、隣の遊歩道をお散歩し、咲いてる花を皆様で見学する事も出来る様になってきました。

さて、前回杖の種類についてご説明させて頂きましたが、今回は第２弾として、杖の合わせ方と基本的な使い方についてご説明させて頂きます。

今回はＴ字杖の高さの合わせ方と基本的な使い方ご紹介します。

まず、Ｔ字杖の高さの目安としては下図１のように、つま先15ｃｍ前の位置に杖を突いた時に肘が軽く（約30°）曲がる程度の高さが良いとされています。Ｔ字杖をお使いの方は、一度ご自分の杖の高さをご確認ください。

次に、Ｔ字杖の基本的な使い方ですが、原則的には力が弱い足（痛めている足）と反対側の手に持つ事で、力の弱い足の力を補うことが出来ます。

仮に左足が弱い場合の歩行時の使い方として下図２のように、右手に杖を持ち、①杖→②左足→③右足の順番に歩くことで、力が弱い左足の負担を減らすことが出来ます。

そして最大のポイントは『杖は軽く持って、軽く突く』ことが大切です。Ｔ字杖は荷重量が杖の中で最も弱く、歩行の補助的役割として使用するためのものです。力いっぱい握りしめて杖に寄りかかるようにして歩いてしまうと、かえって不安定になってしまいますので『軽く持って、軽く杖を突く』を心掛けて、歩くようにしてください。

杖の選び方や使用方法等、お気軽にご相談ください。