お祭りレクリエーションと回想法 

こんにちは。QOL向上センター希望のつぼみ真駒内でレクリエーションを担当しています介護福祉士の吉岡です。

先日、札幌祭りの時期に合わせて「お祭りレクリエーション」を実施しました。ヨーヨー釣りや金魚すくい、射的ゲームなどお祭りでよく見かける露店の雰囲気を少しでも、ご利用者様に味わって頂きたいという思いでした。

初めは、本場とはまったく違う雰囲気になかなか慣れない様子のご利用者様でしたが、ヨーヨー釣りや射的ゲームなどを進めるうちに徐々に慣れてきて、ご利用者様同士の会話も弾み、笑いもこぼれる和気あいあいとした雰囲気になって行きました。

ヨーヨー釣りや金魚すくいでは、若かりし頃の「達人」も登場。一度に一つどころかふたつ、三つとすくい上げ、歓声が沸く場面もあり、お祭りレクリエーションならではの雰囲気を創り出したように思います。

お祭りレクリエーションは過去の思い出が蘇るということで、「回想法」の効果があると言われます。思い出を語ることで認知症予防につながったり、会話が弾むことでコミュニケーションがさらに深まり、ご利用者様の幸福感を得られることが期待されます。

こうした効果はお祭りというイベントが持つ一つの要素で、社会的な刺激や参加者同士の交流というコミュニケーションの重要性を引き出す役目を果たしています。それをレクリエーションに取り入れることで楽しい体験や運動の活性化を促し、認知機能の向上につながれば、と考えています。

今回のレクリエーションで、お祭りだけでなく、お正月、クリスマス、節分、七夕祭りなど年中行事と思い出を結びつけた回想法の重要性を再確認し、今後のレクリエーションに活かしたいと思いました。これからもたくさんご利用者様に関わらせて頂きたいと思います。

 

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