水中毒に注意
こんにちは。かぐら岡有料です。
毎日暑いですね。まだ、6月だというのに…。
この時期、暑いから脱水症にならないように水分をとりましょうと聞いたりしますよね。
確かに、とても大事です。それと同時に水中毒も注意が必要です。
脱水症は、単なる水不足というわけではありません。
体内の水分や塩分(ナトリウム)が足らない状態の事です。
水分摂取が少なく、体内に入ってくる水分や塩分量が減少したり、発汗や下痢・嘔吐・多尿などにより、体外へ出て行く水分や塩分量が増加することが原因です。
一方、水中毒は、過剰な水分のみを摂取することによる症状の事です。
水分を補おうと大量の水だけを飲むことによって、血液中の塩分濃度(ナトリウム)が急激に低下し、「低ナトリウム血症」の状態になることが水中毒の原因です。
では、それらにならないための予防・対策とは?
*こまめに水分を摂る
大量の水を一度に飲むと、かえって体内の電解質のバランスが乱れます。
一回の水分摂取で補うのではなく、こまめに分けて水分を摂るようにしましょう。
目安として、30分~一時間おきにコップ一杯くらいが目安です。
*水だけでなく、塩分も補給する
水だけでなく、塩分も摂りましょう。
屋外で大量に汗をかいた日は、塩分摂取を心掛けた方が良いでしょう。
水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクや経口補水液、お水や麦茶には塩や
梅干し等を足すのも良いと言われています。
緑茶や烏龍茶・コーヒー・紅茶に含まれるカフェインには、利尿作用があるため水分補給には不向きな飲み物です。
高血圧症や心臓病・腎臓病などの持病をお持ちの方は、塩分の摂りすぎや一度に大量の水分を摂ることは危険です。
塩分・水分の摂取量の調整が難しい場合もありますので、かかりつけ医に相談するようにしましょう。
今年は、早くに夏がやってきています。一緒にこの夏を乗り切りましょうね。