『みんなに会えると思うと元気が出てくる!』

こんにちは、希望のつぼみ旭川東です。

「みんなに会えると思うと元気が出てくる。」と送迎車で朝迎えに行くと、必ず声にしてくれる方がいらっしゃいます。その方は、「家に居るとすることが無いから」「これ、どこどこで待っていてくださいと言われたら私は行けないけど、遠くまで車で迎えに来てくれてすまないね。」と、必ず口にされます。この言葉を聞くたびに、恐縮するとともに有り難い気持ちになります。

 

 

午前は、テーブル上での『脳トレ』と題して、計算、書字、クロスワードパズル、塗り絵、漢字合わせボード、カレンダー作製のような手作り作業等、季節にあった内容も取り入れて活動などを行います。出来上がった作品は、トイレ、デイルームの天井、玄関の壁等、あちこちに飾らせて頂いています。自分のこしらえた作品をまじまじと見つめる姿、仲間が作った作品と見比べる姿、数人で「ああだ、こうだ。」と言いながら立ちすくんでいる姿がなんとも言えず、あたたかい気持ちにさせて頂いております。

 

午後のレクリエーションでは、個人が一人一人取り組み、点数を競うゲームを行います。そして、何と言っても、チームに分かれて対抗戦を行うゲームでは、声を上げて、腕を伸ばし、時には、立ち上がってしまうほどの白熱した動きを見せてもらっています。こんな時は、ルール度外視の自分勝手な動きが見られたり、これがまた、楽しいのです。テーブル上の数個の厚紙を丸めてスタッフが作った凸凹のボールをうちわで一方の方向へ送って、テーブルの端に取り付けられた籠に入れるゲームを行った時には、チームの協力なんていうのは見受けられません。各人が力いっぱいに一方向へボールを一心不乱に送ります。ですから、テーブルからボールが飛び出て、スタッフは落ちたボールを拾うのに動き回ります。対抗戦が終わった後には、熱気の余韻が残ります。皆さんの体は熱くなっていて、レクの後のお茶/コーヒーとお菓子がいつもよりもおいしく感じられているようでした。