暑い日には薄着を..「体温調節」の話
暑い日が続いていますが、どんなに暑い日でも長袖の2枚重ねなどの厚着をしている方をよく見かけるので、本日は体温調節について書きたいと思います。
人間は外の気温が変化しても一定の体温を維持する事ができる「恒温動物」で、おおよそ体温は36~37℃に保たれています。体温は皮膚などにある受容器で外気を感じ取り、「脳」の中にある「視床下部」という場所で適正な体温と外気との差を把握し、差があれば最適な体温に戻すようコントロールされています。
体温調節が上手くできなくなるのは、年齢とともに感覚が鈍くなり外の温度を正しく把握できなくなる、自律神経の障害など様々な要因がありますが、感覚が鈍くなる原因の一つには、暑い日に厚着をしていて正しい気温の変化に気が付きにくくなるというものもあると思われます。また、熱放出が上手くできず、自分では気が付かないうちに熱中症となってしまう事もあるため、自分で感じる体感温度だけでなく、ニュースなどで今日は外気が30度を超えるようなら、薄着をするなど外気温に合わせた服装をして頂きたいと思います。
また、手足が冷えるというような方は、熱を産生するために手足の筋肉を動かす運動をする。熱産生に必要なエネルギーを作るために食事量を増やすなども効果的だと思われます。
熱中症や夏バテをせず、暑い夏を乗り切っていきましょう (*^-^*)/