口腔ケアの重要性

こんにちは。希望のつぼみ末広です。

食べること・話すことは身体的・精神的にも非常に大切なことです。
そこで今回は日頃のケアや、なぜケアが大切なのかをお話ししたいと思います。

歯を失う大きな要因として虫歯・歯周病とありますが、高齢になると歯磨き習慣が減ったり、歯科受診が億劫になったりと口腔内への関心が薄れ、状況が悪化します。
また口輪筋や舌筋の衰えで嚥下状態も弱くなっていきます。嚥下機能が低下すると上手く飲み込めず喉つまりの原因にもなります。
また口輪筋・舌筋が衰えると食べこぼしや食物を喉の奥に運べず食べるのが嫌になり食への関心がなくなります。
そこで口輪筋・舌筋・嚥下機能を鍛える運動として、食前の『パタカラ体操』という、「パ」「タ」「カ」「ラ」を発声するだけの簡単な体操ではありますが、これが欠かせない体操となっています。
 
もうひとつは『歯磨き習慣』です。基本的なことですが歯科勤務経験がある中で、なかなか習慣にされている方は少ないのが現状です。お口の中に残っている食べかすは口腔内で細菌に変わり、虫歯・歯周病の原因となりそれが肺に入ると誤嚥性肺炎となったり、細菌が血管を通り心臓・脳に入り脳心疾患の原因に繋がることもあります。「入れ歯だから大丈夫」という方もおられますが、入れ歯も洗浄が出来ていなければ同じようになることもあります。

虫歯・歯周病予防に欠かせないのは「歯磨き」です。これに尽きます!!
まずはご自身から出来ることから始め、残存歯を失わないよう日頃のケアが大切です。また総入れ歯の方も洗浄剤などを活用し清潔にする事が大切です。それが身体も心も健康である為の第1歩だと思います。
『身体の健康はお口から』
美味しくご飯を食べ、人との会話楽しみ、いつまでも元気に健康でいられるように日頃の口腔意識を高めて、まずは『歯磨き』を習慣にしましょう。